2010年03月17日

松井秀、NBA超えギネス認定だ! 開幕カード満員確実

【テンピ(米アリゾナ州)15日(日本時間16日)=米沢秀明】エンゼルスの松井秀喜外野手(35)が、レギュラーシーズン開幕第2戦、4月6日(同7日)の本拠地ツインズ戦で「ギネス記録」を樹立することが確実となった。「フリース製毛布をかぶった人を何人集められるか」という球団主催のギネス挑戦イベントの主役に松井が抜てきされた。昨季のワールドシリーズMVPに続き、ゴジラがまた世界一を成し遂げる?!

 4・6開幕第2戦のツインズ戦。カリフォルニア州アナハイムの本拠地エンゼルスタジアムが真っ赤に染まれば、「MATSUI」の名がギネスブックに刻まれる。

 観客へのおみやげ配布サービスが盛んなメジャーリーグ。マリナーズでは、イチローの首振り人形がファンに大好評だ。エンゼルスが開幕第2戦に催す「マツイデー」と称したイベントでは、「コニカミノルタ」がスポンサーとなって、松井の名が入った「スナギー」と呼ばれる毛布が球場に足を運んだファンに贈られる。色はもちろんチームカラーの赤だ。

 スナギーはフリース製の毛布で、全米で500万枚を売り上げているヒット商品。袖がついており、全身をすっぽりと包み込むことから、米国ではスポーツ観戦だけでなく、気軽な防寒具として幅広く使用されている。

 このスナギーをめぐって、意外なギネス記録があった。「フリース製毛布をかぶった人を何人集められるか」。これにエンゼルスが挑戦するというのだ。

 今年3月に米クリーブランドで行われたプロバスケットボールNBAのキャバリアーズの試合で、試合開始後5分までに1万7758人がフリース毛布をかぶって入場した。これが現在のギネス記録だ。

 一方、エンゼルスタジアムの収容人数は4万5281人。昨季の平均観客動員数は4万人を超える。開幕カードだけに、スタンドはエンゼルスファンで満員御礼確実。たとえ“アンチ・マツイ”のツインズファンが反旗を翻し、着用を拒否しても、所詮は少数派。世界記録更新は確実なのだ。

 「エンゼルスでは初めて試みるイベント。新加入の松井の人気を見込んで、スポンサーがイベントに出資してくれることになった。エンゼルスでは個人選手を起用してのプロモーションイベントは比較的少ないので、やはり松井は、ビッグネームだ」とエンゼルスの広報は、ギネス更新に早くも胸を高鳴らしている。

 通常、同様のイベントではスポンサー企業から数千万円が球団にもたらされる。松井入団とともに、エンゼルスタジアムには、日本企業の6社が年間1億円ともいわれる広告看板を出す予定。旅行会社なども観戦ツアーを募集するなど大きな経済効果が生まれている。今回「ギネス認定」ともなれば、さらなるPR効果を生むことになる。

 松井の新天地エンゼルスでの最大の目標は、ヤンキースを下し、自身2年連続でワールドシリーズを制覇すること。ギネス世界記録認定が、その前祝いとなるか。

 ▼ギネス世界記録 1951年、アイルランドのビール会社ギネス醸造所の代表取締役だったサー・ヒュー・ビーバーが、仲間と狩りにいった際、獲物のうちで「最も速く飛ぶ鳥は?」と議論になったのがきっかけ。同年に世界一を集めた「ギネス・ワールド・レコーズ」(ギネス世界記録=通称ギネスブック)を出版した。

 収録されるのは、発行元が定める「認定されたカテゴリー」の下で「認定されたルール」に従って作られた記録。登録するには、ギネス世界記録のウェブサイトから申請し、認められれば認定書が届き、“ギネスブック”に掲載される。


Posted by biiizu6 at 11:41│Comments(0)
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